こんばんは!トミタマミです。
いつも作品を見てくださる方、初めての方、読んでくださりありがとうございます。
SNSで絵の投稿を始めてから丸4年が経ちました。
お風呂に入りながらふと走馬灯のようにこれまでの日々が頭を巡り、始めと今では色々変わったなぁと思い、文字にしてみたくなりました。
社会的にとか、お仕事が増えた、とかそういう内容ではなく、あくまで私自身の内面の変化です。
ご興味ある方お付き合いいただけると嬉しいです。
2020年6月
社会全体がステイホームを命じられた頃、私も家で子供たちと過ごす日々を送りながら、時間を持て余し、ふと、思いがよぎる。
『ひさびさに絵を描いてみようかなぁ。描けるかなぁ』
絵はずっと何らかの形で関わってきた。細く長く。
でも今自分がここでこうして、絵を描いていない現実があるのは、出来なかった理由は山ほど思いつくものの、結局は自分が決めただけのことではないか。
誰かに、あなたにはその資格はないと言われたこともないし、続けていないのは誰でもない自分の行動の結果でしかないのではないか。
ということは、『自分がその枠さえ作らなければ、絵を仕事にするという夢は叶うのではないか。。?』
ものすごい極論が自分のエネルギー源です。今でもそう信じています。笑
こうして2020年6月にInstagramに絵のアカウントを立ち上げました。
この時自分へ課した課題
『100枚絵を描いて投稿すること』
これまでどのジャンルも3日坊主、好奇心旺盛でなんでもやりたがり手を伸ばすけど、努力だけはできない。
そんな自分に終止符を打ちたく、絵の挑戦でもあり自分への挑戦でもありました。
ゼロから始めて2024年7月末の時点で投稿数は547投稿。
いつから投稿数が目に入らなくなっただろう。びっくりするくらい増えていて、自分で驚きました。
前置きが長くなりましたが、ここからざっとこれまで感じた絵の変化を描きだしてみます。
①100投稿まで
とにかく何でもいいので描く。100枚という目標に向かって辞めないことに神経を集中。
自分の描けなさ具合をまじまじと痛感するも、何がどういまいちなのかわからない。周りがまぶしすぎる。
でも「続けること」が目標で、人と比べるのではなく自分との闘い中なので心は保たれている。
②100投稿を達成した頃
少しずつ、自分の絵の改善ポイントが見えてきたり来なかったり。主線を引いてみたり、塗りを変えてみたり動物を描き始めてみたり、試行錯誤の日々。
どんな絵が描きたいのか、どんな作品を作りたいのか、その絵をどうしてほしいのかはわからぬまま、ただただ頭の中に浮かんだことをその都度アウトプットしていたように思います。
まだまだこの頃は思いを紙に表現する技術がなくて、自分の未熟さを痛感することが多かった気がします。
この頃わりと、絵が2パターンになる事が多く、同じ猫を描いているのに今日はこっち系、次の日はそっち系、その次の日もそっち系、みたいな。それがなぜなのかわからなくて悩ましかったです。
Instagramでいつも見てくださるフォロワーさんからのあたたかいコメントにいつも支えてもらっていました。
③作品を描くごとに発見が出てきた頃。
好きな作品が少しずつ描けるようになったり、いまいちな作品ができたりの日々。
思ってたんとちがう。と思いつつもどこがいまいちかよくわからない。でも、何枚か描いていると?これか?という何か大切なヒントをつかんだ感覚になったり。
この頃周りのイラストレーターさんの素敵な作品を見てはこう思っていました。
『私も10割バッターになりたい』
思い描いた理想をカタチにできるようになりたい。と。
④だんだん打率があがってくる
周りからの評価ではなくあくまで自己評価です。こういう絵が描きたいと思ったものに対して、その通りか、予想以上の作品が描けるようになってきたと感じました。もうこの頃には、頑張って描くというものはどこかに行って、描かないとうずうずする!になっていました。
これが習慣化するというものか。こうなれたことがとても嬉しかったです。3日坊主の私が、自らの意志と行動でたどり着いたポイント。この景色が見たかった!
⑤いろんな引き出しを開けてみる(今ここ)
やっと自分の心と頭と体がつながってきて、ここからようやく磨きをかけていきたいところ。
自分はどんな絵が描きたいのか。どんな媒体で使ってもらいたいのか。どんなものを作り上げたいのか。
そういうところまで少しずつ意識が向いていて、「この媒体ならこんな風に描いてみたい!家に飾るならこういう作品がいい!」という実験を繰り返しています。
これまで圧倒的に技術が足りなくて、上手に描くとか、なるべく忠実に、を頑張ってきたけれど(うまくなったとは決して言えないけれど)、もっと心に届くイラストが描きたい。
たくさん引き出しを開けては実験の日々で、ツールはデジタル、アクリル、水彩。描き方はゆるゆる。大胆。繊細。など色々。色で魅せるのか、ストーリー性を持たせるのか。楽しいのか。じんわり心に響かせたいのか。
いつもあれこれイメージを膨らませて描いています。
絵柄を変えているつもりもないです。毎回重きを置くポイントが違うだけ、のつもりです。。
根柢の、作品の素となる想いの部分はどれもだいたい一緒です。
ざっと書いてみました。
絵についてはこれまで何十年も真面目に向き合ったことがなかったのだから、私には時間と労力が必要なのはわかりきっていたし、年齢的にものんびりしていられないぞという思いでここまでやってきたのですが、4年経ってみて、絵って深いな。楽しいな。好きだな。の気持ちがぶれることがなく、より想いが深まっているので、今はまだ山登りのもっと高い上を見つめ続けているところです。
そしてこれまでの道のりの中で、初期から今にかけて、私の作品を好きと言ってくださる方々との出会いが、私の中に少しずつ自信というものを積み上げていってくれました。
描けなかったらどうしようと震える思いでオーダー作品を描いた日も、身の丈の2倍以上の案件来たぞと泡を吹いた日も数知れず。それでもやっぱり乗り越えた分だけ着実にできることは増えていったし、今の私があるのはこれまでお声がけくださった皆様のおかげだなと思っています。
本当に感謝してもしきれず、これからも頑張り続けることでこれまでのお客様たちに喜んでもらえたらといつも思っています。
ブログのタイトル『今ここ』
過去があるから今がある。今わたしはここにいて、未来はまた変わる。その時その時に一生懸命でいたらきっと見える景色は彩り豊かに変化していくはず。
おばあちゃんになるまでずっと、こんな感じで自己成長を楽しんでいきたいな。そう思うのでした。
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ponpoconnn (木曜日, 01 8月 2024 11:01)
マミさんの頭の中を覗いているようでドキドキします�そして共感することがたくさん、、、!迷いながら描いてるのは自分だけではないんだなと勇気をいただきました。
マミさんの文章、ほんとにわかりやすくて大好きなので、次も読みにきます!